曇天つづきですっきりしない今日この頃でございます。
しかし四月から始まった朝ドラ、「虎に翼」をとっても楽しく見ています!
(画像はXの公式アカウントからもらってきました)
「日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった一人の女性・三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルにしたオリジナルストーリー『虎に翼』」だそうで、どういう感じになるのかなあと楽しみにしていました。けれど、主演が伊藤沙莉さんということで期待大でした。これまでなんかドラマとか見かけてちょっとハスキーボイスで喋り方とか好きなので。
始まって早速に、お見合いに気乗りしない。けれど母からは女学校のうちに結婚相手を見つけなきゃと圧が凄い。父はのほほんと調子よく娘に甘く、けど頼りない。うちには書生さんがいる。寅子は女学校で成績二番の優秀さ(内申ってところで一番になれなかった)。お見合いの席で、女性とも語り合いたいと思っていますという半端なエリートくんに、つい嬉しくて社会情勢など語り出してしまい、女の癖に生意気な!とかキレられてまったく納得できない。
そんなこんなの中、法曹界をめざす書生くんが通う教室にお弁当届けにいって、女性は「無能力者」と定義されている法律に疑問を抱く、と。
疑問を抱く、なんかおかしいじゃんこれ、と思うときに寅子が口にする「はて?」という言葉がいいなあと思う。え? 何ソレ? という理不尽を見過ごさず立ち止まる。ちょっと今の日常語ではない特徴的な言葉にしていることで、ドラマのキーポイントを意識できるようになってるなあと思う。
流行語とかになってバズれ~って願いもあるでしょうけど。いいと思います。「はて?」ってみんな口にして、自分のもやもやに何か理由があるのでは? と、流さず立ち止まって考えていきたいもの。
法律を学ぶ道へいきたい娘を、優秀な娘を、心配して賢い女が幸せになるには馬鹿なふりしていくしかないの! と言ってしまう母。母の心配もわかる。素直になるべくいいおうち、いい相手と結婚するのがしあわせに生きる道、そういう時代なのはわかる。けれど。という母娘の対立が一週目の山場でした。
ネットでありがちな、専業主婦を馬鹿にするとかではなく。どんな女の道もたいへんで、人にはそれぞれの思いがあって、人生があって。どんな道を選んでも確実なんてことはなくて、それでも自分を肯定できることもあって。道をゆく人それぞれにもいろんなことがあるよってわかる作りをしているドラマなんだなあ。
優しくて丁寧で、でも甘くはない。すべての人が凛々しくあるようなドラマになりそうで、楽しみに見ていきます。とにかくうまい、楽しい面白いって一週目で思えたので!
このドラマの舞台は戦前。かなり時は流れているのにいまだに、ああああ~~~我が身、と思ってわかるって思いまくって、なんかこう自分語りしたくなるの、すごい。どうなってるのよ日本社会。見ている人に確実に届けて来る上手い面白い出来になってるんだよなあ。
キャストみんな良くってさ~。好き。
あんまり朝から入れ込むとたいへんなんだけど、でも朝から楽しみがあるのは嬉しいです。前の「ブギウギ」も楽しかったよ。
虎つば、今作がよりフェミニズム的に素晴らしいみたいなのはまあ、そう、ですねと思うけど、ま~わりとそういうの今に限っての話じゃないから、なんか、また、ネットでの盛り上がり方がヘンになるのはちょっとメンドクサソウではあって。やはり自分は自分で見て自分で盛り上がって行けばいいのでネット見すぎるのはよくないぞ自分。でも見ちゃうからよくないってば自分。と、自分をいさめているところです。
少しずつでも、社会は良くなっていくのだ。良くしていくのだ。「はて?」と立ち止まりながら考えつづけます。
この頃の桜など。
昨日は桜木町から大岡川沿い歩いて、桜~とたくさんの人を眺めました。
ついでに、この前買った、やんのか!?って猫のアクスタたちが届いたの。
今日の、午後には晴れ間があるかな? 青空と桜の写真は撮れるでしょうか。まあ、なんでも綺麗ですけれど。春よ。
cheerio~☆