日曜日は大河の日~♪
昨日もやられましたね……。
9月25日、第37回「オンベレブンビンバ」
この前の畠山殿のあとで、次の山にいく、たぶん一休み回だとは思う。思うんだけど、だからって、北条家みんな仲良し、がんばるぞ~って、幸せだったあの頃、みたいな回をはさまれると、今、これから、どっとツライことがいっそう際立つという、まさにドラマの思うつぼにハマって、ため息と悲しみに酔う回でした……。
父上、時政どのはもう用済みというか、排斥されつつあって、面白くない。自分がまいた種なんだよと、本人だってわかっているけど面白くない。じじい。お前。
そしてそんなしーさまをたきつけまくる、りく。悪女ってことなのかなあ。時政の心としては、俺の女を大事にしてやらなきゃあ、っていう、漢気、ではあるんだろうけど。そしてなまじ力を持ってしまったばっかりに……。時政の運命の女……。
でももうりくの言う通りにしたってそれは無茶だ、無理だ、破滅だ、いよいよだ、と、わかっていたよねえ、父上。
りくの無謀な策略なんか。小四郎くんに鼻で笑われてたじゃん。りく、息子を失った悲しみとか、鎌倉でますます孤立とかで、メンタルヤラレテもう駄目です感いっぱい。強気なことを言っていても、空しいよ……。
りくと時政、二人の場面ってすごく舞台っぽいと思う。発声が舞台の声してるんだよな。宮沢りえ、坂東 彌十郎、お二人ともさすがです。舞台っぽさがますますこれは大いなる悲劇を演じて壊れゆく愚かな人間、って気がする。
鎌倉殿はセリフまわしとか言葉遣い、フランクな現代語どんどん使ってるけど、やっぱ大仰な時代劇っていうところが要にしっかりあって、見ごたえある~と思う。ほんとに、脚本演出役者の力が相まって強い~~~。
謀反ととられることを企てながら、北条家のみんなで、久しぶりに飲もう、って父上がやってきての、本当に久しぶりに家族の宴会。りくは抜きで。
オンベレブンビンバ~って唱えだす父上。前回の予告で、このタイトル何?????と騒然とさせた言葉は、昔、大姫が、なんだっけ、家族仲良くだか厄除けだかのおまじない、みたいに唱えた言葉を思い出してみんなでわいわい言ってというシーンだった。
ツイッタの考察では、イタリア語で、なんか、子を思うみたいな言葉なのではとかあったけど。でもまあなんかそういうのも意味持たせてるのかもな~。北条家、ゴットファーザーみたいなことらしいし。
なんかまあそうやって。
昔みたいな語らい、ばかばかしいこと言って笑って。政子が庭に小さな畑作ってみましたっていうのを、バカそれじゃダメだろう、って父上がダメ出しして、苗を植えなおすみたいな時間があって。
なんかエライ人への手土産に、茄子とかお野菜もっていっちゃう父上だったのだ。ほんと、だたの地方豪族でいたら、こんな悲劇を演じるわけない家族だったのだ……。
しみじみと、悲しみに暮れる回でした。
父を討つ小四郎くんの覚悟、見届けるよ……。
ところで三浦。今回も素敵においしい役どころでした。父上に協力もちかけられてのるふりをしながら、小四郎くんに告げ口。それもでも父上はわかってたんだろうなあという。
和田殿が武衛って呼んでいいかとかアホ可愛いことを実朝にいってたところに、「そうだそうだみんな武衛だ」ってふら~っとやってきて実朝連れ去っていく平六よ~~~。もおおお~~~~。武衛って;; は~。もう。頼むよ平六。好きです。
次回も心して待ちます。