今朝はとってもひんやり。まっとうに冬ですねという気持ちになりました。寒いのはイヤなんだけど~冬なので仕方ない。
さて、横浜までお出かけ。そごう美術館へ行きました。
中原淳一展というのは何か前にもみたこあるような気が、しないでもない。き、記憶がもろいものでもうわからないけれど。けれど、好きは変わりないので、この展示会のことを知った時に、行かねばと思ったのでした。良かったちゃんと行ってきました。
私自身は、少女らしさとか暮らしを美しくとかすてきなお洋服とか無縁な人生なのですけれども、乙女だとかお嬢様だとかという概念に憧れはあります。すごくあります。遠いからこそ憧れるというものです。
きゅっとしまった細いウエスト。すっと広がるスカート。中原淳一の絵を見ていると、直線的だなあと思いました。文字のレタリングも直線、尖った鋭角です。斜め具合が絶妙にかっこいい。女性、少女たちの顔なんかはとても繊細に儚く柔らかくまろやかなカーブで描かれていますが。弓なりの強い眉とか印象的。
洋服のスタイルはとてもシャープ。スカートは直線に広がる。たっぷりの生地でフレアにするんだなあってわかるし沢山のリボンやレースがプリントが繊細に華やかに描かれている。とってもカラフル。かわいいを自分で作る少女たちの味方。
お部屋も可愛くうつくしく整えましょう、といわれる。
戦争、戦時下で、国民服、婦人標準服の世界で、なんとか少しでも自分を楽しませる暮らしの工夫のすすめ。戦後の貧しい中でもきれいなものを持ち、自分を守るすすめなのだなと思う。こういうのが、今、すごい実感を持ってしまうのが辛い。
暮らしの工夫とか、私は嫌いでイヤ。けれど、こうしてきれいなものへの憧れや雑誌の付録のレターセット、花の栞というものを大事にしたい気持ちは切実で、可愛くて素敵で、うるっときてしまう。
ま、なにはともあれ可愛いきれいな素敵なものがいっぱいで楽しみました。
啄木かるた というのが付録であったの、へ~~~と思う。少女に人気だったのだっけ、石川啄木の歌たちよ。
少女小説の本の表紙や挿絵なんかも、おなじみです。好き。いくつか読みふけっていたわ~。女学校の間だけの少女たちの自由と恋の憧れとか、もえるよねえ。すき。
たっぷり見て回って満足。
終りの方には人形の展示もありました。
ゲゲゲの謎のハマっている私としては、この人形たちが鬼太郎と水木に見えてもえてしまったよ。自画像ならぬ自分人形らしいけど。
ゲゲゲの謎の時代、戦中戦後で昭和31年頃。こういう雑誌をみていただろうなあ、さよちゃん、と、勝手に思いをよせてうるうるでした。自分的にとてもタイムリー。
グッズ売り場もまたとってもとってもカラフル。かわいいものいっぱい。あ~~~~~~~とさんざん目移りして、でもでもやはりポストカードを買うにとどめました。よしよし。満足です。
カラフルな洋服を着たいな~って思う。着ます。
cheerio~☆