水木しげる生誕100周年記念、だそうです。
先日来、映画の「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」にハマったワタシはこの展示も是非とも見ようと待ってました。始まったばかりの頃はたぶん映画の大人気で込み合うだろう。って思ったりしててぼやぼやしてる間に、あれ、気が付けば会期が終わるパターンでは。と、今日思い立って行きました。
水曜日木曜日は先着で妖怪カードプレゼントとかあるらしい。下調べしてなくてぬかったな。まあでも何もない時の方が空いてるだろうし。
とはいえ、今日もそれなりに入ってて、絵をじっくり見るために少し人の後に待つとかでした。でもこみこみってわけではなく。
あの緻密な線や点描をじっくり眺めてきました。老眼には厳しいとか思いつつ。
私が近年、朝ドラを大体いつも見るようになったのって、「ゲゲゲの女房」からだと思います。2010年度? そんなに前かあ。
で、まあ、面白かった。漫画描くアシスタントさんで、めちゃめちゃ点描ばっか描いている人とかいたよなあ。彼が描いた点描かもしれないなあ。いやそもそも水木さんがこういう緻密な線を、点を、描く人なんだよなあ。
深大寺とかにも遊びに行ったりしたなあ。
水木さんが古書店て見つけて参考にしてた本の展示もあり。鳥山石燕の『画図百鬼夜行』とか。うんうん、京極夏彦で私はお馴染みですと思ったり。
会場のビデオで喋ってた。京極夏彦や荒俣宏だとか。展示のコーナーにコメント書いてる小松和彦だとか。
私は水木さんのファンってわけではないけれど、お化けの図鑑みたいなのとか、なんか、こう、妖怪のなんだかんだはやはりずっと水木さんの絵に馴染みがあるなあと思う。
夢枕獏育ちですし。小松和彦の本もそこそこ読んできたし柳田國男は多少は読んだっけ。読んでないかな。んー。
アニメの鬼太郎もそこそこは見てきた。なんかまあ、妖怪、好きですしなんとなく水木さんの描いてきてくれた妖怪の世界が、わかる気がする~って、たくさんの絵を眺めてとても楽しかったです。
写真を撮ってというか、ミュージアムアプリ? を使って、AR妖怪を出してみようみたいなコーナーがありました。私はアプリなしで、ただ単に写真を撮った。企画にのらなくてごめんね。
たぶんほんとはこの前に、動く妖怪絵とかが出てくるんだろう。わからないけどまあいいや。
立体になってたのは他にもあって、デッカイ顔とか、砂かけ婆と子泣き爺がいました。あ、川獺も。よく出来ていた。
展示終りのところで、水木さんご本人のビデオもありました。
とんでもない戦争を生き延びて、こんなに作品を、妖怪を、残してくれてありがとうだ。
妖怪がこうして伝わって残ってまた伝わっていくの、時折こうして妖怪に呼ばれたように描いて書いていく人のつながりでもあるなあと思ったことでした。楽しかった。
ちょっとなんか食べよっと、別のフロアのカフェに。
良い一日でした。
cheerio~☆