今日見た映画「窓ぎわのトットちゃん」

　火曜日は会員サービスデ～♪と思っていったのだけど、ポイント貯まってたので使いました。わーい。

【今日見た映画に3行コメント】

「窓ぎわのトットちゃん」

・原作は1981年ですか。大ベストセラー。私も子供の頃に読んだな。あんまり記憶はないけど、お弁当に海のもの、山のものっておかずで、足りない方があれば学校でくれるとか、そういうのは覚えてる。原作に忠実かどうかはわかんないけど、黒柳徹子さんご本人が脚本、製作のほうにまでも名を連ねているので、ご本人のお話はちゃんと伝わっている映画化なのだと思う。黒柳さんて９０歳？　まだお元気でこうして作品づくりをしてくれて良かった。

・どうにも困った子扱いされるトットちゃんがいかに新しい学校に馴染めるか。育ってゆくか。前半の素晴らしく優しいあたたかで明るい日々。それが、太平洋戦争になってからの、閉塞感。不寛容。均質に押し込められていく苦しさ。冷たくて不安で空腹。厭な感じが本当に本当に嫌で。アニメ映画の表現を存分に味わいました。

・お子さんで泣かされるお話になるんだろうなあという予告で、見に行くつもりではなかったのだけど、すごく良い評判が流れてきて、気になって見ました。泣かされるのは思った通り。でも本当に泣いた。戦争に向かう社会の恐怖。ほんとうに酷い。今も通じる社会問題でもあり、ほんとうに。見に行って良かったです。

　この頃わたし、立て続けに、こう、太平洋戦争の頃、前後、という作品を見ている。負けた戦争、戦後をやり直したいのか今の日本よ？　という感じがしてなんだか嫌。もちろん全部が同じようなわけではなく、みんな反戦であるのは確か。戦争は駄目。戦争は本当に、ほんとにほんとにほんとうに駄目。みんなわかってるよね？　揶揄や冷笑ではなく、本当に本当に本当に本当に絶対に、戦争は嫌。社会が良くなるように考えていく。過去をなかったことにはしない。やり直しは出来ない。より良くなるように進もう。昔より、今の方が良くなってるよ。本当に少しずつでも、良くなってるよ。退行しちゃったりもあるけどでもよくなってるよ。より良くなるように、ずっと考えていく。

　はー。つらい。けど、楽しみを楽しんでいくぞ。