日曜日は大河ドラマの日~♪
10/2(日曜日)第38回「時を継ぐ者」
鎌倉殿である実朝をかっさらって、出家すると起請文を書けと迫って。けれどそんなのは無謀すぎて無理だとわかっていて。時政はりくをたててやりたいけれどもう駄目だともわかっていて。
と、前回からもう今回はどうしようもないところだと思いながら待った一週間でした。
私、歴史をよく知らないので、父上を殺す気でいる小四郎と、止めようとする周りとのせめぎあいをハラハラドキドキと見ていました。父上、殺されるの??? 小四郎としては殺すことにしないと筋が通らない。でもでもでもでもーっ。
政子が、娘として頼んでいるのです、と小四郎のみながらず、その場にいた御家人一同に膝をつき頭を下げて頼むの泣いちゃったし、実朝くんも、手荒なことはなにもされていない、私が許せと頼むのだ、と小四郎に言うし。りくは実朝に痛い目みせてやれとかいってて、こっわ~、だったのだけど。
父上も自害の覚悟だった。りくだけは逃がすように平六に頼んでおいて。
りくも、父上も、やっと憑き物が落ちたようだった。
りくを演じる宮沢りえが本当に良くって、三谷脚本に愛されまくってるってよくわかるし、演じ切ったねえと思う。もう駄目だ、ってなった時の唇を噛んでキッと顔を上げながらの、涙が零れる様がとてつもなく美しかった。時政が彼女に惚れこんでいたの納得しかない。彼女のために、ってなってしまうのも。無邪気さを装うことも、なんなら殺せと囁くことも、両方すんなり彼女の中にあった。
逃がされた時に逃げず、時政の命乞いを政子に頼みに行ったのもすごく良かった。彼女の野心の邪悪はあれども、時政との愛しい日々も偽りなくあったのだろうなあ。
政子と実衣と別れの場面。みすぼらしいあの人を見るのはなんだか嫌、という実衣の気持ちもかわいいし、まんまと綺麗な着物を持ってこさせていてうんとおめかしした姿を見せてやる~ってしたのもほんと最後までりく、困った可愛い女であった。良かった。三人での会話の面白さも。命がけの事件起こしておきながら、なんか一段落して顔を合わせてお喋りすると家族で過ごしてきた日々もあったよねという、この、大河ならではの長い時間を共に過ごしてきた感慨。面白かったなあ。
で。三浦~~~。平六~~~。
小四郎がりくは殺す、と決めて暗殺者トウを送り込んでいたのを、なんとなく平六がとめちゃって。アクションシーンかっこ良くって、平六~きゃ~!ってところで、おもしれー女扱いして、俺の女になれ、とか言っちゃう平六~~きゃああああwww
ほんとおもしろい、いい役やってんなあ山本耕史。
で。殺すつもりだったはずのりくと顔を合わせると、小四郎くん、なんか笑っちゃうのもすごい。あれはあれで憑き物が落ちたのかなあ。
そこに権力があるんだから掴みなさいよって、りくは今度は小四郎をたきつけて、去っていった。
父との別れを告げる小四郎小栗旬が本当に素晴らしくて一緒に泣いちゃった。
父上がずっとわたしの前にいました。もう二度と会えない。あなたの死に際を聞いたとしても手をとることもできない。私の前に、そばに、ずっといて欲しかった父上を、あなたが奪った、と、当の父上にいうんだよ。お恨み申し上げますと、涙流しながら。
北条家、仲良しで楽しかったのにね;;
ついに小四郎が執権となった。鎌倉を守り、支えると。時を継ぐ者。北条家の時。鎌倉の時。時代を背負うものになった。鎌倉殿は白い衣装なんだよね。小四郎は黒い衣装になった。鎌倉の血の争いの闇を一身に背負う者に。北条義時。
なんという時代なのか……。人の世よ……。
平六くんが、執権になった義時に文句出そうな所ですかさず先に文句言って、それからやっぱそうだよな義時しかいないよな! と大声で念押ししたの、さすが。しかしなんかもうこの~~~~。頼むよ三浦。ほんとにもう。
来週は一回一休みみたいに、キャストみんなでお喋りコーナーの回らしい。
そして次回はまたなんか不穏でした。三浦。頼むよマジで。実朝くん、大丈夫かなあ。楽しみです……。
朝散歩の白い彼岸花を添えて。今日はここまで。