蛙の目借時

なんとなくなんでもなく

ごきげんよう

大河、鎌倉殿。公暁よ……

 日曜日は大河ドラマの日~♪

 11/13日 第43回「資格と死角」

千日の大事な修行中だろうに、引きこもり破りまくって野心満々の公暁くん……。

 京から戻ってきた公暁くん。三浦が後ろ盾なんだよね。実朝の次には私が立派な鎌倉殿になってみせます! って張り切ってるの。辛い……。

 実朝は西のお方から養子をもらうつもり。上皇様と歌を通じて仲良しだし~みたいな。養子っていってもその辺の貧乏貴族の息子とかだったらどーすんのよ、親王、つまりお子たちから誰かっていうならともかく。そんなわけないよねーっていってたら、まんまと、その子どもを誰か遣わす、ってなっちゃった。やべえ。そこに文句は言えね~ってなるのおもしろい。皇族の血というのはかくも有難く扱われていたものなんだなあ。

 養子とかふざけんな、どーするよこれから、の相談を、小四郎と平六と実衣とでしてる時、まあじっくりと、って構えてる小四郎。その前で、実衣ちゃんと平六が、やんややんやと言って、ついでに実衣ちゃんが平六の腕をバシっと叩いたら、え、こらこら、とちょっと呆れた顔した小四郎。でも平六がバシっと実衣ちゃんの腕を叩き返し。小四郎くんは、へ? やり返す? マジか? ってもっと呆れた顔して、その前で二人、バシバシやりあってたの面白かった。三人、幼馴染だよね~。すっかりいい大人でそれぞれの立場で難しいこと考えてるけど、こういう砕けたムードだったりするの、わかる。いい。

 

 実朝が、上皇様のお返事貰って喜んで早速上洛して話をすすめようとすると、鎌倉殿がそんなホイホイいってはいけません、とみんなが止める。そしたら、政子が、私が行ってきます、と決めてお出かけしていった。熊野詣のついでということにします、と。

 で、政子が行ったので、上皇様との御目通りではなく、親王様をお育てした兼子さまとの対面ですよ。宮廷での女の対決再び。かつて丹後局にはまったく歯が立たなかったものの、今回は、政子もがっつり迫力。この前丹後局にはっぱかけられてるのがしっかりいきてるな~と思う。

 政子、大江殿を頼りにはしてるけど、大江殿に、ずっとあなたにお仕えしてきた気持ちです、とちょっとラブを打ち明けられると、重すぎます、とさくっとかわしてたのも面白かったな。

 兼子にもアドバイスする慈円がいたし、政子も大江殿にアドバイスうけてきてるけど。それぞれががっつり交渉するシーン素敵だった~^^ 話しついたところで打ち上げ、飲むか~ってなるのも良かった。

 

 一方、政子についてきていたトキューサ。

 上皇様、政子にほんとは会って見たかったんだろうかねえ。替わりに、しゅうきく? 蹴鞠? が上手いって評判だというトキューサに、最初は身分明かさない感じで近づいて遊ぶのも面白かった。おぬしやるな、という漫画的出会い。そして、実は上皇様である、と無礼を咎められるけど、上皇様はトキューサのこと気に入ってるの。

行動的な上皇様。御戯れを~。

 そして養子を出す話はうまく進んで、実朝も政子も位をもらってのめでたしめでたしですねえ。

 政子が帰ってきた時の、「従三位♪」って自分のこと言ってにこっとして、実朝とうふふふふ~って笑いあうのめっちゃ可愛かった^^ 実朝くん、宿老たちから離れて、自分の考えを自分で決めて、進めて、うまくいった、ってすっごく喜んでるのかわいいし。

二人嬉しそうなの、そう、頼朝と征夷大将ぐーん♪ って喜びあった時みたいだったの。

 嗚呼。しかし。

 不穏の気配は今回も満ち満ちていたのでした。

 

 西の方との橋渡しができるのは私だよ、とますます大きな顔をして嫌味な源仲章。のえとらぶらぶしそうな気配だったりもして。都のお話がしたいわ、って思うのえ。出会いの時の、あ~光源氏~みたいな演出も、すごいわかる~だった。

 執権になっちゃおうかな~とか言うし、ほんと仲章は小四郎の邪魔でしかないのに。

一見とっても雅でハンサム。でも根性悪い嫌な奴、仲章。生田斗真ほんとうまい。ヤダ~。

 

 公暁くんは、自分の父、頼家は単に病で亡くなったと聞かされていたのね。だから、自分の血筋は良いし鎌倉殿になれるはずと思っていた。頼家、困ったちゃんだったのだよ……。

 自分の存在がなんかヘンな感じだと感じて、三浦に詰め寄る。そして平六は、言えません、って言いながら、北条があなたの父を殺し、勝手に実朝をまつり上げている、北条は敵ですってなことを吹き込む。

 この、問い詰められて仕方なく、言いたくないけど言っちゃいますけど、みたいな平六なーっ。

いやいやいやいや君たち。

 かつて幼いころ、比企の尼に、北条を許すなと呪文みたいに言われたことを思い出す公暁くん。平六に言われてますます許さん、って思いこんじゃう公暁くん。
 平六はさあ。何なの。

 このまま実朝が京からの養子に鎌倉殿を渡してしまえばもう三浦が力をもつ隙がなくなるからってこと、だろうけど。この辺、小四郎とまた密かに通じ合っているのかどうか今回ではわかんないけど。実朝の考え通りにしたくないというのは小四郎も共通して持ってる考えなんだよねえ。公暁を煽って、また争いを……。

 

 小四郎は、太郎を訪ねて、源仲章に借りは作るなと、官位を辞退するように言ってた。そしてお前は私がなれなかったものになれ、と、未来を託していた。

 太郎……。頼むよ……。

 

今回大体ずっと控えめに闇にいた小四郎でした……。

 

 実朝は直衣始めだかなんだか、儀式で鶴岡八幡宮へ、ゆく。公暁は木の陰から見ている。

 そして次なる惨劇へ、と、また、ナレーションでがっつり予告されました……。

 あ~~~~~次回も楽しみです;;;;;;