今日は昨日より10度くらい気温が下がるのですって。という予報だったので、昨日のうちにわりと本格的な冬支度をしました。
今朝。ほんとだ寒い……と天気予報に感謝しながら哀しくもなって、それでも朝散歩には行きました。寒いのはイヤ……。
さてそうは言いつつお出かけしました。神奈川近代文学館へ。覚書メモ。
井伏鱒二、いい顔してる。
といっても正直私は井伏鱒二について特になんもないです。でもせっかくなので。
展示はなんだか不思議な配置で、通常のように年代順に見て行ってねっていうわけではなく、皆さんご自由にあちらこちらを見て下さいというスタイルでした。何かたぶん文豪の人気?かなんかで順番にとかやってたら人が詰まっちゃうのかなと想像しましたが、わかりません。
亡くなって30年だかで、あ、わりと最近と思った。そーなんだよな~、もうこの、歴史っぽい扱いになってる昭和50年代とか私生きていたなと思う。年寄りサイドだなあワタシ、と思わず自分の年齢を考えてしまいました。
こういう展示で私が一番好きでもえるのはやはりなんといっても直筆の手紙です。原稿です。原稿、塗り潰すように消していたり線で訂正、吹き出しのように書き足したりしているの、作家の感覚を追体験する気がしてすごく面白い。
井伏鱒二の字はわりと小さくちょまちょまっとしていてかわいい感じでした。万年筆で書いてるのが多かった。
書簡のやりとりは、いろいろ。特に太宰との親交は、あ~そっか~と思いました。太宰の方で読んだことある、と思う。あれか。
しかし太宰、困ったちゃん。大変だったんだろうなあ井伏鱒二。しんみりしちゃった。太宰治の作品はいくつか好きなのあるし、好きですけれども、やはり近くで親しくなりたいタイプではないなあ。たいへんだ。
『黒い雨』ああ、そういう。と思った。読んだことないです。でも、やはり読もうかなあ。……この頃はまた殊に原爆について思う事あったりだし。いつか、読む、か。読めるかな私。
司馬遼太郎との書簡やりとりがあったのねとか、大江健三郎がなんかかしこまったような手紙出してたんだなとか、面白かった。楽しかったです。
でもつくづく、あ~文壇ってボーイズクラブだったんだなあと思う。そういう昔に対して私は今みて悪いとは思わないし、昔はそうだったんだなと思うし、そういうのもえるとか思うんだ。好き。妄想しちゃう。でも、まあ、なるほどという気持ち。文献として残っているのがそうでしかないとも思う。時は流れるね。
じっくりと、でもさくさくと、2時間近く見ました。疲れた……。寒いので重ね着、着込んでいたので、体が、疲れる。ああ~この感じ、冬だ。冬はいっそう体が凝るのだったよ。つらい……。
文学館へ行く前に、ランチをいただきました。
山下公園の方の銀杏並木、だいぶ見ごろって感じになってきています。晴れていたらもっときれいで最高だろう。そして夜景も最高だろう~~~。
英一番館という所へ、初めて行きました。あのへんしょっちゅう行ってるのに、初めて。こんな素敵な所だとは知らなかった。そしてランチコースを頼んだのですが、とってもお手頃価格で良かったです。い、いいんですか、ありがとうと思いながらいただきました。
寒くなってきたし疲れちゃったけれども、いい一日でした。ベイスターズのファンフェス? だとかもあり、関内あたりとても賑わっていました。あちこちでこれから年末に向けてイベンド目白押しでしょうか。私も寒さに負けず、楽しむぞ。風邪ひかないように気をつけるぞ。
cheerio~☆