蛙の目借時

なんとなくなんでもなく

ごきげんよう

糸瓜忌なので子規庵へ。

 今日、9月19日は糸瓜忌

 正岡子規が亡くなった日です。

 ちょうどお休みです。子規庵に行こう! と思って行ってきました。

今日も朝からめちゃ暑かったです。ぎらーん😎

今日は混むんだろうなと思ってた通り、ちょっと人が並んでて、すこ~しだけ待ってから入りました。
塀を眺めてみたり。

 

 子規庵には何度か行ったことがあります。普段は静かで、この狭いおうちでみんなわいわいと集まって句会をやったりしたのかあと、狭庭を眺めて実感したりして、素敵な所です。

 今日はさすがの大賑わい。糸瓜忌当日に行ってみたかったの。子規さん良かったねと、勝手に親しみを持っている私は思いました。にぎやかなのが好きな人だから。(妄想)

子規さんの文机。足のばせなくて立ててるから机切った、んだよな確か。

机あたりから見上げて写真撮ってみた。今年は糸瓜、まだ実ってなくて。暑すぎるせいだ~。ほんと暑いよねえ。

かわいいハンコ押し台。

この日めくりは子規博のかな。

 こう、お花が小さく飾られているのもかわいい。

 床の間も素敵にしつらえてありました。

 

 獺祭忌とも言われているのですよね。ちなんで? お酒の獺祭も届いてました。うまそ~^^

 

 室内の展示をひとしきり眺め。ご挨拶などもして。本やグッズなどを眺めて自分お土産も買いました。古くて狭いお家だけど、きれいに丁寧に整えられていて、愛して守っている気持ちが感じられて、いい気分になります。

 

 お庭に降りてみます。蚊取り線香を焚いていて、いいですねえ日本の夏、って思いつつ、いやもう夏はもう、ほんと、いいので……。

植物わさわさしています。
鼠骨の句碑。
彼岸花、咲きかけている。

 

子規さんの最期の句。

 

 今日はこの句を見ながら、死をありありと感じながら作った句、あ~俺ってもう死ぬなあ、俺ってもう仏なんじゃねーの、は~しんど、みたいな達観の軽やかさって思ったりしました。泣いちゃう。

 

鶏頭の十四五本もありぬべし

 

 

糸瓜の棚。

電柱と。すぐ外はホテル街。この猥雑な街にこうして在ることも良いような気がします。

 

 土蔵の展示の現物もじっくり眺めてきました。

 秋山真之さんからの羽根布団の切れ端って布があって、あ~~~~~~と見入って心の中で泣いてきた。好きです。

 

君を送りて思ふことあり蚊帳に泣く  子規

 

 漱石と子規ももえもえですが、真之さんと子規も超もえもえです。大好き。やっぱさあ、学生時代のいい友達って本当にその時ならではのスペシャルな関係だよなあと、もうほんとこの年になってしみじみ思う。友達、いいね。

 子規さんの享年をはるかに超えた私は、しかし子規さんの成した仕事量の足元にも及びません。ま~自分と比べるもんじゃないな。ただ思いをはせて偲ぶ場があってほんとうにありがたく、今日行けて良かったです。

 

ありがとう。また涼しい時に行こう。

ハンコ押してきた。自分お土産^^ 手作りなんだって。

パスケースにつけた。八幡宮の鳩とともに、お守りってことにします。

 

shikian.or.jp

 

 また行くよ。

 cheerio~☆