水曜日は映画の日~♪
【今日見た映画に3行コメント】
「MONSOON モンスーン」
・6歳の頃、ベトナム戦争後の混乱期、難民として国を離れたキット。母の遺灰をもって30年ぶりに帰ってきた街はもうまったく見知らぬ街だった。という背景はゆっくりわかってくるものの、本当に言葉は少なく、街の喧騒いっぱいの中ながらとても静かな映画でした。
・自分のルーツの国とはいえ、もう言葉もおぼつかない。英語しか話せない。そんな街と触れ合うように、人とも触れ合う。あちこち彷徨う彼と共に旅する気持ちになります。
・複雑な国。複雑な人のいる国。キットはゲイであるわけで、その面でも彷徨っている感じのあてどなさが、出会いのあたたかさで少しほっとする感じ、とてもよかったなあ。どういう話って結末が付くわけではない、ふわりと静かなままだった。
地に足のつかない時間っていいよね。好きです。