蛙の目借時

なんとなくなんでもなく

ごきげんよう

新宿で(勝手に)二本立て

 海の日ですか。

 ということには別に関係なく、新宿まで映画見に行きました。

 新宿、遠いし人多いので、正直もうあんまり好んで行きたくはない……。でもそこにしかないものがあるから~。(まあ普通に最低月一回はその辺に通っている)

 

 で。最初はこれ。

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シネマカリテ、入り口とエレベーター。

【今日見た映画に3行コメント】

「ジョナサン ふたつの顔の男」

6/21公開。で、行きたいけどな~と迷っていたもの。まだやっててくれてよかった!

アンセル・エルゴート主演。「ふたつの顔」端的に言えば二重人格? そんな自分を持て余したりしつつなんとかまともに生活していこうとする、ぎりぎりに張り詰めた緊張感、と、普通に青年って感じと、ほとんど一人芝居のそんな感じ、すごくよかった。

・淡々と静かで眠くなったりもしました。てへ。

・二人の自分ってほんとうにそうなのかなあとか、いろいろと思う。そうなのかなあ。どうなんだろう。基本的にずっとジョナサン視点、って感じなので、本当は違うのかもとか思ってしまう。そんなこんな、見方を迷うのも面白かった。

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階段の所に飾ってるシーン写真、マットのもあった!出番はちょこっとだけどハンサムを見て満足(*ノωノ)

 

もう一本。

カリコレ2019で先行プレミアだそうで。

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カリコレ~。

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2005年の映画が、今、公開っすよ。

「アダムズ・アップル」

10月に公開になる、そのプレミア上映、だそうです。私はノーザンライツ・フェスティバルで見たので、今日は二回目。大好きな映画。多分うちじゃ見られない、と思いながら、なんか勢いでインポートでDVD買ってしまったほど大好き。(案の定うちじゃ見られないので飾ってる)

・イヴァンは牧師。教会で仮出所の男たちを預かってる。そこにやってきたアダム。で、いろいろ騒動が起きるブラックコメディ。

・登場人物みんな、変だな??? って?マークいっぱいになりながら見る。二回目見てもやっぱりすごく変。おかしい。ひどい。けどとても良い;;

・西洋のものを見たり読んだりするたびに、ああもっとキリスト教への理解が私にあれば、と、毎度思うんだけれども。それでも、それはまあ、それなりでも。ちゃんと伝わってくるし受け止めてしまえるんじゃないかなあ。だってやっぱり、それは愛の解釈が万人違うようなものだと思うし、どんな風に好きになっても、やっぱり私の好きは好きで、それでいいように思う。不勉強の言い訳でもある。けど。本当に、私は私なりに、好きになるよ。大好きだよ。10月に公開になったらまた見に行くよ。

 

 上映後にトークショーもありました。みなさん、これ大丈夫ですか? と心配されてましたが、私は!大丈夫!っていうか大好きです!!! 

 そりゃまあ北欧だからって夢の国でもしあわせの国でもないのは当然ですよね。北欧ミステリとか流行ってますし。そうだよなあ、と、思う。どこで生きていても、人間だもの。人の駄目さも愛しさも、あるよなあ。

 

 

ランチというかブランチというか、映画の前に【いだたきました】

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黒ビールカレー^^

 カレーの気分だったので大満足^^

 

 んで。映画の合間にちょっと本屋にも。

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句集6冊分。

 買ってしまいました。なかなかお高いんですけど、でもやっぱり、持っておきたいと思って。藤原さんの俳句、よく知らなかったんですけど、この全句集が出たのを知ってから、あ~~~どうしようかな~と迷ってた。

 さすが紀伊国屋新宿店の詩歌の棚は充実しまくりなので。見に行ってあったら買ってしまう。。。と思ってたんだけど、まあ、やっぱり、ぺらっとめくっただけでも、どのページも痺れるかっこよさで。買いました。素敵……。ゆっくり拝読します。

 なんという充実の一日でしょう。よかったです。