今日が初日の映画、見たいと思ってまっていたものです。なんと舞台挨拶つきだというので、張り切ってチケットとりました。
「ファイアバード」
・1977年、ソ連占領下のエストニア。軍で出会ったセルゲイとロマン。密かに愛し合うが、それは法で禁じられた関係。士官であるロマンは祖国を捨てられない。と、すれ違いとか秘め事とか、とってもロマンスでした。
・英語だな~と思ってあとでみると、イギリスとエストニア合作の製作だった。この当時の苦しさが、今もなおあるのが辛い。
・セルゲイの自伝がベースだけれど、アレンジはしているそうです。どの登場人物もそれぞれに辛いのがわかる。芸術が色を添えていて、素晴らしかったです。
で。
何故ここに舞台あいさつ??? と不思議でしたが。夜には新宿らしい。新宿はわかるけど、こ、ここ?? でも監督さん、主演のお二人とても素敵で、うわ~~~って感激でした。
客席からの質問で、東欧の? LGBTQの状況についてのことを聞かれて、監督さんが、国によって、都市によって違うのです、とかのお話あり。
あと、ロマン役のオレグさんは、二人のシーンを演じるのは表面だけのことじゃなくて、内心深くから演じ、それが目、視線にあふれるとかになって説得力あるシーンになれるといいなみたいなお話をしてくださって、誠実だなあって思いました。
この少し過去のお話が、今も現実問題であることを、考える。
あと、オレグさんはウクライナ出身の俳優さんで、今、を思うと何と言っていいのかわからない。
軍の中での物語でもあり、軍隊かーーというのも、なんて言っていいのか。わからない。
社会は変化している。けれど良い方にばかりでもないよなと、思う。辛い。それでもそれでもそれでも、少しでも良くなるように考え続ける。
今朝の散歩写真を添えて。
俳優さんたち、撮影じゃない時にはやはりあんまりお髭を剃らないものなのかしらねえ。ついさっき映画の中ではつるっとバリっとしていたのにね、ふふって思っちゃった。もじゃってるのも素敵で可愛かったです。
cheerio~☆