蛙の目借時

なんとなくなんでもなく

ごきげんよう

秋うらら

 日曜日、晴れ。風も爽やか。海辺に行くか~。

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日本丸が帆をはる日だったのね。映える。

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海~。

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ぷかり桟橋。

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海よ~。

 眩しい日差し。とはいえもう夏の暑さとは全然違ってうれしい。広々した海と空を見て歩いて、健全だわ。

 そして回るお寿司をお昼ごはんにいただきました^^ 美味しかった!

 

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通りすがりの花壇。

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 ところで日曜日。私はちゃんと早起きをした時には、NHK短歌NHK俳句を見ながら朝ご飯、コーヒーという感じです。で、7時から「ボクらの時代」に変える。

 ゲスト、仲良しとかお話してみたいとかの三人が、司会者抜きの、三者でなんだかおしゃべりするのを30分眺める番組です。仲良したちだったりなので、好きな俳優さんだとかミュージシャンとかの回は、友達同士な感じの会話を聞ける気がして楽しいです。大袈裟な演出なしの、ほんとただ三人のおしゃべりなので日曜の朝にいい番組だよねえという気がします。

 今朝は天海祐希さん、加賀まりこさん、若村麻由美さんの三人でした。

 

 

 三人それぞれ、凄い女優ステキパワーだなあと見ていたら、加賀さんのお若い頃エピソードで、川端康成と朝ご飯デートしてたっておっしゃってて。

〇「ボクらの時代」
加賀まりこさんの若い頃、川端康成と朝食デートしてた話、忙しくて時間ないから朝食くらいならご一緒できるといううら若き美少女まり子が朝のひかりの中でご飯食べるのを、ただあのぎょろりとした目でじーっと見てた、という川端康成、めっちゃ川端の小説っぽさあって満点。凄い。

〇そんでパリで川端は岸恵子?に、あの子はほんと僕をぞんざいに扱うからいいんだ、って話してたって。それもすごい、いい~~~でしょうねえええええ~~~。満点。やはり川端康成凄い。
朝からフェティッシュMっぽいいい話を聞けた。素敵だ。

 

 と思わずツイート。川端康成の小説、ときめきますよね。

 というか、川端とか三島由紀夫とかもだけど、文学者っていうのがかなりの人気者で、そう、こう、女優とデートとかする感じだったんだよなあ。なんとなく、三島由紀夫ってきゃーきゃー言われる芸能人的有名人だったのだ、というの、そうだったみたいだなって知ってるものの、実感としては全然わからない。今、作家先生って、あまり華やかさみたいなの、ないよねえ? よくわからないコメンテーターみたいなことしてる作家の人とかいるのかな。ちょっともうあんまりテレビのことがわからなくなってきている。テレビっこだけど。でも、文化人とか知識人みたいなの、って、今って、えーと、東大王だとかクイズ王とか、なんだろ、カリスマ予備校先生林修の今でしょ、みたいな感じ、だよねえ。多分。

 それはそれで人気者なのはいいですね、なんだけど。

 やっぱ、作家って、昔の感じとは全然違うんだろう、なー。と思ったのでした。別にテレビで人気者になるのがいいとは思わないし、きゃーきゃー言われなくていいと思うけど。今、国民的ベストセラー作家って、誰だろ? 村上春樹? 本人が出てきてなんだかんだするタイプではないよな。いっときは村上龍がちょっとそうだったかもしれない、かなあ。でももう今はどうしているのか私は知らないな。

 本を読む、文学を読むという娯楽が、すごく少数の市場でしかないんだろうなあ。まあ、私が書店員してた結構前、スマホとか登場以前でも、小説の単行本買う人って、少ない……と思ってた。まーそもそも地方の書店だし。そういうものか、と思った。

 しかしまだ現役女優さんのお若い頃のお話が、もうまるっきりフィクション、映画の中でしかないみたいなのって。日々の変化なんて何もないようでいて、30年前、50年前なんていったら、大昔なんだなあ。そりゃそうか……。

 時の流れって……。

 と、以上なんのとりとめもなく終わり。朝からいい日曜日でした。