8/31~9/5で、入院、手術を受けてきました。子宮筋腫がけっこう大きくなっていて、子宮卵管全摘出。腹腔鏡手術です。
自分にとっては人生初体験、経験値ちょっとあがったわ、というわけで、個人的覚書。
あくまでただの一個人の経験で、ぼんやり日記メモです。
入院前にいろいろ不安で自分が入院した人の話なんかないかなとネット漁ったりしたので、自分の経験もメモってブログにしておきます。
ちょっと生々しくてきれいじゃないことも書くと思うので一応注意。文章も全然整ってなくてすみません。
入院に到るまで。
個人情報ですが私は現在51歳。自分に子宮筋腫があるんだな~というのは10年ちょっとくらい前にわかりました。
不妊治療に婦人科に通って、その時知りました。でもよくあるもので、特にどうこうしなくてはいけないほどではないですね、という感じ。大きさ数センチ。あまり先生が気にしなくていいスタンスだったので自分も気にしてませんでした。
場所や症状によっては気にした方がいいのかもなんだけど。
生理が重い、重かった、かなあ。でも寝込んでしまうほどでもなくて、そこそこに過ごしてきました。
で。なんだかんだがんばったけど不妊治療は諦めて終了。その後婦人科にいかず放置の十年余りでした。健康診断の類もずっと全然やってないです。
さて50歳となり、更年期真っただ中って感じだなあと思いました。生理の周期の乱れもあり、閉経するのかな? どうなんだ。なんとなく体が辛い。だるい。疲れるし鬱々としちゃう。かといって寝込んで動けなくなるわけでもない。普通に暮らせているけれども。でもでもなんかツライ。それで、婦人科に行ってみることにしました。漢方の処方とかあってなんか改善できたりしないかなあ、無理かな~まあ一度相談しようかなくらいの気持ちで。
どこの病院に行くか、がまず悩みどころ。ネットで近くで女医さんが見てくれるところがいいな~と探しました。ちょうど最近出来たばかりみたいなクリニックがあって、新しいところならきれいだろうし予約とりやすいかな? と、ぽちっと予約。
それが今年の2月。
更年期みたいで、という相談をしたいのと、そういえば子宮筋腫あるの放置してるな~と思ってそのむね問診に書きました。
子宮頸がんの検査をしましょう、というのをぐいぐいすすめられたのと、ではまず筋腫診てみましょうか、というので内診。
久しぶりの病院、内診、緊張する~~っと思ったものの、それはまあさくっと終わって。
けれど先生が、筋腫随分大きいみたいですね。中からだと全部見えないくらいですよ。と言われて腹部エコー。うーん、これは随分大きいです。どうしますか? と。
どうしますかとはどう?? どうするんですか???
子宮筋腫は、閉経後小さくなるのが一般的だそうです。なので、お薬など使いながら閉経して小さくなって問題ないか様子見していくというのもひとつ。手術で摘出というのもひとつ、と。
まず自分は更年期かなあ、なんとなく不調でぼんやりとツライのをなんとかして欲しいと思ってたところに、子宮筋腫がかなり大きくて手術も視野に、ということになったのでびっくりでした。
わ、わからない。と言ってると、MRIをとって、どうなっているかちゃんとみましょうという勧めになりました。ハイ。
そこのクリニックはMRIないので、撮れるところへ紹介、予約をとってくれました。そこで画像とってきてまた来てね、で。
MRIを撮る専門みたいなクリニックがあるんですねー。そこへ出かけました。
初体験。
といってもただゴオオオオという機械にかかって自分はじっとしてるだけ。閉所恐怖症だったりすると辛いのかもしれないけれど、私は大丈夫でした。
画像が出来上がるのを待って受け取りました。後日の婦人科クリニックへ持って行って二回目診察。
あ、子宮頸がん検査は問題なしでした。
子宮って、平時は7、8センチくらい。鶏の卵、程度の大きさらしい。
それが、筋腫の大きさ、16センチくらいですねと言われました。マジか~。平時の本体の倍によろしくないものができちゃってるのかあ。こわ……。
お腹に、触るものはあるなあと、言われてからは自覚したけれども。下腹出てるけれども。何もかも自分が太っているせいだと思っていました……。いや実際太っているので、お腹出てるのの大半は贅肉です、が。余計な筋腫という塊があるのかあ。
私の中でイメージ、あの大阪万博のキャラクター、ミャクミャクさまね……。あれ発表になったのいつだっけ。でもなんかこの、筋腫手術にいたるまで、わたしの腹の中にミャクミャクさまがいるというイメージがしてしまって、うっわ、こわ。キモチワル……と思ってました。やだー。
で、手術希望しました。悪性ではなさそう、様子見でもいいとは言われたものの、他の内臓への圧迫はありますよねえとか、手術で取り去った方が、辛さの軽減期待できますよねえとか相談させてもらって。
筋腫の自覚はなかったものの。便秘がちですとか頻尿らしいな? とか。腰痛もずっとあるとか、たぶんちょっと貧血気味なのではとか、もう年なんだからそういうものかな~と思ってることが、よくなるかも? と思いました。
実際、年なので体が疲れやすいとか仕方ないことだとは思うけれど、内臓を圧迫しているのは間違いない大きな筋腫。なくなった方がいいんじゃなーい? と思いました。
それに知ってしまったら、きもちわるい。やだ。お腹にミャクミャクさまがいるの……。
では手術が出来る大きな病院に紹介状出しますので。と、総合病院に紹介してもらいました。どこの病院がいいとかは私は全然わからないので、とりあえずなるべく近くで電車で通いやすい所へお願いしました。
それが3月。
総合病院へ初診の予約を取らなくちゃ。と思っていたら、向こうから電話をかけてきてくれて、案内してくれて、の、初診予約とれるのが4月です、とのことでした。
マジか~~~。初診行くまで1カ月待つのかあ~~~。大変。
当節コロナ禍であります。だからこんなに時間がかかるのか、そうでなくても大きな病院に行くまでには時間かかっちゃうものなのか、わかりませんけれども。医療にかかるまで大変だな……。
総合病院で初診。4月。
病院、でっかい。
初めてなので緊張でした。初診受付へ。それから婦人科へ。人が多い~、けど病院の人も多い。システマチックにさくさくあちらへと言われるがままに動いて。呼ばれて。
問診はある程度事前に書いていって、婦人科のも改めて書いた。体重とか血圧とかはかってくださいね、と、セルフでその場ではかったり。
先生の所では、もっていったMRIの画像を見たりしつつ、大きいですねと改めて言われて、手術希望しますと言いました。そうですね、そうしましょう。とのことで、もうその場で手術の予約入れておきましょうかと聞かれたので、お願いします、と。
そしたら、一番早くて9月ですねえと言われました。ええええ。マジかー。
初診までにも1カ月待ったので、手術希望なのはあらかじめわかっていることだし、ということは診療手術が出来るようになっての初診なのかなあと勝手に思ってました。そっか。初診からまたそんなに待つのか……。
他にあてがあるわけでもなし、緊急を要するような手術じゃないよねと自分でも思うので、はい、お願いしますとしか言いようがなかったです。
内診。と、子宮体癌の検査もしましょう、とぐいぐいすすめられる。
え。こわ。と思ったけれど、もしも癌があるとなると手術のやり方も全然違いますのでと言われて、断るわけにもいかず。まーそりゃそうですわね。
んあ~痛い~。と思ったけどさっくりと終了。
そして閉経状態にしていきましょうというお薬の処方がありました。
生理の間隔が、極端に短かったあと2か月くらいきていないとかの自分でもよくわからない時で、すぐお薬飲み始めてくださいね、とのこと。
薬、高かった。レルミナというもので、1カ月分くらいで8000円ほど。びっくり。仕方ないけれど~。
3週間後くらいにまた予約。婦人科。
薬を飲んでみて、不調はないですかと問われる。前、お薬飲み始めた2日目くらいに生理になったのだった。自分の体ながらよくわからない。で、まあ、更年期的な不調なのか、そういうのはあるけれど、まあまあ前と同じで、薬のせいでどうこうってことはないと思いますと答えました。
更年期的な症状みたいなのって、なんかもうとにかくだるくしんどく、あらゆるささやかな不調がじわじわのしかかってる気がします。一応普通にそれなりに日常生活は出来ているので、年をとるってそういうことなの? ま~わかりません。とにかく手術が終わった後に、更年期が辛いみたいなことがあれば改めて考えるしかないかなあと思ってます。
ではお薬続けて、次は7月くらいにしましょう、という予約。
全身麻酔の手術になるので、できればダイエットを、とやんわりすすめられる。なんか、全身麻酔の負担があるので、ダイエットしてもらった方が、という、なんか、まあ、ハイ。特に何キロ痩せろとかではなかったけど、あ~~う~~、と我が身を反省して、一応ダイエットを心がけました……。
7月まで間があく。
けど、別に何か治療するとかいうことはないので、淡々と薬を飲んで、筋腫、少しでも小さくなってねと祈るのみでした。またお薬代、3か月分の処方出て、うっわ高い、とびびりながら帰ったのでした。
そして7月。
生理がくる心配をしない日々はとってもラクです。ほんと気楽。
でも、なんとなくのホルモンバランスの変化みたいなのはあるのか、微妙に生理前みたいな、しんどさの波はあった。気のせい程度なのか、実際何らかの症状なのか、わからない。生活に困るほどでもない。も~。いやあねえ。
問診。特に変わりないです~などとお話をして。手術に備えての検査をしました。
もう一度MRを撮る。
採血。採尿。心電図。などなど。
お薬は引き続き。次の予約は8月。ダイエットは、すこーーしは、一応。4月の頃より3、4キロは減ったかな。微々たるものですが。それでも先生はがんばったんですねえいいですね、と優しかった。心がけます……。
そして8月。手術をする先生が決まって、会いました。手術の説明を受ける。
先日やったいろんな検査結果は問題ない、けど、ヘモグロビンの値がちょっと気になるのでもう一回採血してくださいねと言われる。(結果、まあ大丈夫だった)
ネットなんかでいろいろ見てて、筋腫が大きい場合は腹腔鏡手術は難しいかも? と思っていたけど、先生は大丈夫ですよとのことで、腹腔鏡手術のために、おへそのあたりと下の方3か所を切って、云々の説明をしてもらいました。
で、ま~なにかとリスクとか同意しますとか、書類見ながら聞いて、同意して。疲れる。書類、たくさんあるね。
薬剤師の方との面談もあり、今飲んでいるお薬は、とか。市販のサプリなんかでもとにかくお薬関係は細かく話す。他はこの病院で処方のしか飲んでないのであっさりと問題なく。
手術受けようと思ったら、手術以外は健康でないと何かとタイヘンだな~~。
看護師さんとも問診、アレルギーとか体調の確認。口腔の先生のチェックとかありました。歯とかつめものとかしっかりしてないと注意が必要らしい。
それから入院の数日前に、入院支援とかの説明にもう一回行きました。繰り返しアレルギーとかの確認。あと生活で補助が必要か、とか。多分、もうちょっと高齢の人とかが、食事の介助が必要なのかとか歩行は問題ないかとか入院中の生活のことを共有するためのものかなあ。入院に当たっての質問ないですかとか。
それとPCR検査。今だからの余計な手間ですね。自分もほんと入院前にコロナに感染しちゃったらどうなるんだよ嫌だよまた半年待つなんて~~~っとすごい不安でした。
検査結果、陽性だったら知らせます。入院まで引き続き気を付けてくださいねってことでした。
このころは、長いこと待ってた手術がやっと、と近づいてきて嬉しい、けど、実際手術ってどうなっちゃうんだろ、物凄い怖い不安~~~という両方の気分でグラグラしてました。
それと家の事情のなんだかんだがあって、こんなに時間かかったのに入院出来ないかもとかまあ、いろいろとタイヘンなことがあったりの。もー。心身ともにタイヘンでキツイ日々だった。
でもなんとか。8/31日、無事入院しましたー!
入院までに、保険会社に連絡して入院するんですけどとか聞いてみたりしました。高額医療費控除みたいなのももっと早くやっておけばよかった。でも気力がなくて、わりと直前に、あ~聞かなきゃなと思ったけど。まあ、退院後でもなんとかなるかな。入院日随分早くに決まってたんだからちゃんとするべきでした。でも気力がね~~。
入院の荷物は、病院から入院についてのハンドブックみたいなのを貰ったのを見て揃えました。あと婦人科手術ならではなのは夜用ナプキン。出血するんでしょうねえと気が重くなりながら用意。
リストには載ってなかったけど持って行って必需品って思ったのは延長コードくらいかな。それをひっかけるS字フックか。
私はパジャマレンタルを申し込むつもりなので、着替え的なものはパンツだけ。パジャマに羽織る軽いパーカーは持って行きました。病院内で、外来の方に呼ばれて診察もあったので、必要だった。メイクは禁止だけど一応スキンケアのものは持って行きました。
パンツは、お腹、おへそ切る手術だし、いつもより大きいサイズでお腹の上までのやつ。絶対傷に触らないのがいい~。行き帰りの服装も、ゆるゆるめ~で行きました。
入院期間は3~6日の予定。長くないし、とにかく荷物を軽くしたかった。自分一人で入院、退院をする予定だったので、特に退院の時、荷物重いの持てないだろうと思って。退院の時に持てる程度に収めるのを第一目標にしました。個室希望を出したけれど、大部屋になる可能性が高かった。
コロナとか体調大丈夫そうですか? の連絡が入院前日にあり、大丈夫ですと言って、その時に、部屋がどうなるかわかりました。やはり大部屋でということで。ベッドと、簡易なロッカー、小さいサイドテーブルくらいが自分のスペースなので、ホントとにかく荷物は少ないに限る。
そんなこんなで行きは電車で。大きなバッグは旅行にいくかのようですが、私はこれから入院、明日は手術なんですよーの不安と、やっとか、という安堵の気持ちでした。
てことで続きはまた明日。
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