日曜日は大河ドラマ~♪
さて本日は。
第31回「諦めの悪い男」
小四郎くんの目から光が消えてゆく……。闇色の目だ;;
感情の昂りのあまり見終えてすぐのごしゃごしゃ殴り書きメモ置いとく。
今回は比企能員の最期でした……。「諦めの悪い男」とは。小四郎くんのことであり、比企のことであり、か。
頼朝がたったとき、比企は様子を見た。あの時出遅れてしまったことを、今更のように悔いがあることを語った比企能員よ……。丸腰で話し合いかと信じて出かけてしまう。でも下に鎧はきていたけれど。でもさー。一人で行って武器もなく。鎧だけ着てたって仕方ないんだよ。意地汚さが際立つ。本当に、比企ってやつはー。
比企能員、佐藤二郎、ずっと思ってたけど本当に、実に嫌な、厭な、醜い男。最初の頃こそコミカルでコメディ演技のすっとぼけだったけど。この頃のダークサイド全開になってきて、ほんとーーっに厭な奴で。素晴らしくお見事に演技見せて引き込まれていったよ。厭な奴。小四郎くんの、二つにわけて治める提案の紙を引き裂いて見せる顔ったらもううううっううっ。凄かった。最期もほんと。厭だ。凄かった。
屋敷に攻め込まれての。奥の戦いも悲痛で素晴らしかったよ;;
女子供、殺す。それが将来の禍の種だと、ひしひしと実感あるものね、小四郎くんとしては。頼朝が平家を滅ぼしたもんね。かつておさな子だからと生かされたから、育って反撃してくる芽であることを、見逃すわけにはいかない。
政子が、生かしてやって、とひとつだけ願うのが切ない。政子は前線で戦ってきたわけではないからさあ。子を持つ母であるし。だが。
政子に誓います、と言ってのけ、同じ口で母子を殺せと命じることができるようになった小四郎よ……。頼朝ならそうした、という、それを見てきたし感じてきたしやってきた男だから。
小四郎くんに背中で語らせる見せ方が今日も印象的だった。
そして兄上の言葉を思い出し。坂東武者の国をつくり、その頂点に北条が立つのだと言った兄上。かつて小四郎くんはその言葉を頼もしく聞き、兄の夢を共に抱いただろうけれど。これほどの血と戦いを重ねる夢なのだと、兄上はわかっていなかっただろう。兄上、早々に命を落としてしまったから;;
小四郎くんが窓の外、つーか縁側的な?廊下を一人歩き、その額縁のような景の横顔をうつす画面、素晴らしくきれいだった。
そして目の縁が赤く染まったような顔を見せる。歌舞伎の隈取を連想した。あれは激しさを秘めた鬼になる顔か。小栗旬っっっ。最高です。こわいよ辛いよ……;;;;
太郎くんにさー、比企を殺すとかぐいぐい行くの、そんなに北条が大事ですかと非難するように言われて、当たり前だ! って怒鳴った声が怖くて激しくて、凄い良かった。怖かった。
太郎くん、所詮あとの世代の息子。やらなければ殺されるの、マジでマジで殺されるんだよっという危機感の持ち方が違うんだろう。太郎くんのいう事のほうがわかる~んだけど、小四郎の危機感の必死さ、これまでドラマ見てきた視聴者としましては、わかるよ小四郎;; 先手うたないと殺されるもんね、と思う。
でも嫌だ;; 鎌倉時代、地獄;; 太郎頼むよ……秩序を作ってくれ;;
ひしひしと恐ろしさいっぱいの中、それでもちょっと息抜きのように、古い友情というか、長い付き合いのよしみで語り合うシーンとかちょいちょい良かった。
小四郎くんがりくと話したり。りく、狡知な感じなんだけど、どのくらい本気なのかを、言ってて、でもそれでもどのくらい本気なのだ?? と思うけど、彼女なりの必死さもあるんだろうなあともわかるし。
比企と父上の話し合いも、ちょっとほっと一息の感じがあった。長く共に戦ってきたじゃねえか、頼朝さまのもとでさあ。という親しみ。でもあの親しみの会話があったから、比企、和議の申し入れにふらっと行っちゃったんだろうなあとも思って。小四郎くん、どのまで計略のうちなんだか。こっわ。ぞくぞくするわ面白い。
政子は、行方不明と誤魔化された子どもの死をいつか知るのだろうか。今もうすうす気づいているのだろうか。小四郎くんを信じていて、疑ってもみないんだろうか。こわい……。
三浦はさ~~!!! 良かったよ!!! 今回一番のひかりだったよ!!!
頼朝の書付があるって出してみて、お前が書いたんだろってつっこまれると、あっさり認めたりの二人のカワイイやりとり良かったね。バカ^^
そしてそして。ラスト、もうダメだと皆が諦めていた頼家がまさかの復活! なんの病気だったんだかわかんないけど、元気になりそう、で、そんなーーーーっ!??? ってとこで次回!
次回予告も非常に、非情で、こわそうすぎる。頼家……。どうして;;
毎週何もかもがめちゃめちゃ面白くて、俳優さんたちの鬼気迫る演技の凄すぎる様を見せつけられて。その演出や画面づくりも最高にかっこよくって、心ぐしゃぐしゃに揺さぶられています。おもしれえ。18時と20時と二回見てるんだけど、ほんっと、すっごい。地獄、面白いです。はあ。次回もこわすぎる楽しみです。